銀河英雄伝説 Die Neue These 第七話「イゼルローン攻略〔後編〕」あらすじ
銀河帝国軍に偽装したシェーンコップと2名の“薔薇の騎士(ローゼンリッター)”隊員は、イゼルローン要塞への入港に成功。諜報活動で得た重要な機密情報を伝えるためと、要塞司令官への面会を要求する。司令官のシュトックハウゼン大将は許可を出すが、司令室警備主任のレムラー少佐は警戒を緩めず……。
イゼルローン要塞攻略作戦内容と第七話の感想
第七話を視聴してまずイゼルローン要塞攻略作戦の概要をまとめてみたいと思います。
第七話はイゼルローン要塞という敵地への潜入という物語であったため常に緊張感が流れます。
ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムの像に敬礼するときの刺青が見つかるもワルター・フォン・シェーンコップがうまくカバーするシーンやボディーチェックの際にシェーンコップの祖父の形見である万年筆が引っ掛かるシーン。
IDの再度提示を求められ認識できないと言われ本国で確認をとるので待ってもらおうと揺さぶりをかけられるシーン等、正体がバレるのではないかという気持ちが常にありひとつでも間違いができない作戦なんだなと感じました。
IDチェックでは機械のほうの表示では「IDENTIFIZIERT」:認識にチェックがついているのですが、認識できないとイゼルローン要塞 司令室警備主任レムラーが言うように最初から疑いの目で薔薇の騎士の隊員達を見ていたようです。
レムラーの「本国に確認をとるので待ってもらおう。」というセリフに対してシェーンコップ「一月でも二月でも待たせてもらおう。」という余裕を見せるシーンではシェーンコップの演技力が光ります。
司令室に運良くも潜入してからのシェーンコップの切り替えの早さに少し驚きました。
慎重を期してきたからこそ重要な部分は大胆になのでしょうか。
しかし相手が司令官であるという確認はどこかでとっても良かったのではないのかなと疑問にも思いましたが、相手が帝国軍であることから軍服で判別がつき、規律を重んじる姿勢から影武者等の可能性は排除できたのかもしれないなと考えています。
第七話を通して変なところに座るヤン・ウェンリーが気になりました。
作戦行動中であるはずなのに机の上です。イゼルローン要塞制圧後も机の上に座り指示を飛ばしています。
ヤン・ウェンリーはどんな状況下でもヤン・ウェンリーという姿勢を崩さないようです。
イゼルローン要塞攻略の最も重要で作戦成功の鍵となる事柄がシェーンコップの裏切りはあるのか、ないのかということです。
作中でも語られていましたがヤン・ウェンリーとシェーンコップは互いに信じることに筋を通そうという点で信頼関係が成り立っています。
作戦を指揮する能力に特化したヤン・ウェンリーに対して実行能力があるシェーンコップから信頼を得られたことは今後もヤン・ウェンリーにとって大きな助けになるのではと思います。
ヤン・ウェンリーの「なんとか終わった。もう一度やれと言われてもできない。」というセリフがフラグのようにとれて仕方がないのですが、もう一度同じような局面が待っているということでしょうか。
第七話にしてようやくですが第三勢力であるフェザーン自治領が登場しました。
どうやら今回のイゼルローン要塞攻略においてヤン・ウェンリーに興味が湧いたようです。
軍事行動を抑制しているフェザーン自治領ですが帝国及び自由惑星同盟どちらにも情報や財力等によってある程度の影響を与えられるのではないでしょうか。
両国を引っ掻き回して利益を得ているといった感じですかね。
しかしフェザーンは何のために利潤の追求を行っているのか気になります。
また新たなあだ名と功績を手に入れたヤン・ウェンリーですが第八話のタイトルが『カストロプ動乱』ですので今度はラインハルト・フォン・ローエングラム側の視点で物語が描かれるのでしょうか。次回も楽しみです。
イゼルローン要塞概要
アルテナ星系に帝国軍の軍事拠点として建設された直径60キロの人口惑星。
表面を耐ビーム用鏡面処理が施された超高度鋼と結晶繊維とスーパーセラミックの四重複合装甲で覆われている。
主砲はトゥールハンマー。
難攻不落の要塞と称されている過去6度に渡り自由惑星同盟は攻略に失敗している。
ASSORTの用語解説コーナー
Youtubeで公開されている公式告知番組「銀河英雄伝説ASSORT」の第8回はナレーション下山吉光による原作朗読コーナー。
そして、田中芳樹事務所らいとすたっふ安達裕章による用語解説(帝国公用語、イゼルローン要塞)という内容です。
帝国公用語の話は少し奥が深いです。またイゼルローン要塞については上記に別途記載しました。
気のせいかもしれませんが今回はBGMが大きく少し聞き取りづらいです。
第七話の感想は以上です。
コメント