【銀英伝】 第17話 あらすじと感想「クーデター勃発!同盟内で遂にヤンが動く!」銀河英雄伝説Die Neue These

第17話「ヤン艦隊出動」あらすじ

自由惑星同盟領の4つの辺境惑星で次々と武力叛乱が発生。統合作戦本部長代行に就任したばかりのドーソン大将は、イゼルローン駐留艦隊を率いるヤンに、すべての叛乱の鎮定を命じた。しかしヤン艦隊が出撃するよりも早く、首都ハイネセンでクーデター勃発との報が届く。ヤンは一連の事態はラインハルトの企てが招いたものだと見抜き、クーデターも予測していたが、その首謀者は思いもよらない人物だった。

出典:アニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」公式サイト より

叛乱を主動した組織の名前は救国軍事会議という。その首謀者はドワイト=グリーンヒルだった。その事実を知り驚愕を隠し切れない様子のフレデリカ。それでもヤンは彼女の任を解かず、君がいないと困ると告げ、副官を彼女に任せる。それからシェーンコップからこのクーデターの対応を遅らせ、自由惑星同盟軍の政府と軍部を一掃させてからヤンが制圧し、独裁者になってはどうかと言われてしまう。ヤンを信頼したシェーンコップからの提案だったが、ヤンは権力が不敗していることを認めつつも、自分のガラではないと断ってしまう。この話は2人だけの秘密となった。ヤンは救国軍事会議への参加を拒否した。それに対し、議長であるグリーンヒルは第十一艦隊司令官のルグランジュ中将を指名し、ヤン艦隊を迎え撃つように指示を出す。キャゼルヌをイゼルローン要塞の司令官臨時代理に任命し、全艦隊を持ってハイネセンへ向けてヤンたちは出撃するのだった。

感想「クーデター勃発!同盟内で遂にヤンが動く!」

17話の感想

17話では今度は自由惑星同盟側でクーデターの勃発とそれに対して動き出したヤンたちの様子が描かれました。

本当にフォーク准将って無能極まりないですよね。

そしてそれを演じる神谷さんも名演技です。

今回13艦隊所属のシェーンコップやユリアンなどの部下たちが、ヤンを慕っている気持ちがよく描かれていました。

シェーンコップからは自由惑星同盟を背負ってくれと言われてしまうほどに期待が厚いようです。

ヤンはできてもやる気がないのがダメなところですが。

ヤンのフレデリカへの「君がいてくれないと困る」という言葉はある意味でプロポーズみたいなものでしたよね。

少女時代に憧憬した人物からそんなことを言われてしまうなんて……

しかも父がクーデターの主犯だったという精神的なショックを受けたところでなんてこれは惚れますね。

アニメの描き方で、無能な人物が軍部や政治で権力を持っているという印象を受けがちですが、同盟側も長く続く戦争の中で人材が不足し軍部でも『少年兵』が必要となっている状態というのはかなり深刻な状態です。

それでも戦争を続けるということならば、同盟はもし帝国との戦争に勝っても、復興ができないほど疲弊してしまっているのかもしれません。

また傭兵家としての才能があるヤンがこれまでの中で最も大きな艦隊を率いる先が、同盟の首都ハイネセンというのは皮肉ですね。

次回は帝国側

公式サイトで既にあらすじが公開されていますが、次回は帝国サイドを描くようです。

同時期に起こっていることとはいえ、直ぐに続きが見たいですよね。

気持ちとしてはヤンがどのようにクーデターを治め、同盟側が軍事的に持ち直すのか見たいところです。

帝国側は貴族による権力抗争、同盟側はクーデターによる内乱とどちも自国で自分の国を弱らせる行動をとっており、これを治めた後に自国の疲弊を憂いて和平交渉なんてのもひとつの手だと思います。

もういちど同盟と帝国が戦争をやめる理由を持つことになるかもしれない訳ですが、2人の英雄はどんな選択をするのか気になります。

ただヤンとラインハルトが何を選択してもただ戦えなくなるまで踊らされるかもしれないですが……。

ヤンは作られた英雄、ラインハルトは宇宙を統一させようとする英雄と現在は認識していますが、2人がどんな英雄になるのかと考えると長年にわたった戦争を終わらせる英雄になるのかなと個人的に考えています。

 

第17話の感想は以上です。

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