この記事ではゴールデンカムイの感想や考察について書かせていただいております。あらすじはネタバレしておりますので、動画配信サイトなどで視聴後にお読みいただくことをおすすめ致します。
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それではゴールデンカムイのあらすじや感想や考察をさせていただきましたのでよろしくお願いいたします。
第10話「新月の夜に」あらすじ
網走監獄が近づくにつれ、のっぺら坊が本当に父かもしれないことに不安を募らせるアシㇼパ。
そんな彼女を勇気づけたのは、小樽から苦楽を共にしてきた杉元の存在だった。
ついに網走へと到着した杉元たちは、白石の発案でトンネルを掘って監獄内への侵入を目指す。
アイヌの漁師を装って作業を進めること数日、トンネルは土方が指定した地点まで到達。
だが、杉元たちが出口から顔を出すと、そこには看守部長の門倉の姿が……。
土方と密かに通じていた門倉は、杉元たちを出迎えると、毎日独房を移されているのっぺら坊の移動先を教える。
その情報をもとに、月の出ない夜を待って行動を開始する杉元たち。
だが、のっぺら坊のいる独房まで無事にたどり着いたものの、中にいた偽物が突然叫び出したために侵入がバレてしまう。
混乱した状況の中、目の前の男が父ではないと確信し、失望と喜びが交じった感情を覚えるアシㇼパ。
そのとき行動を共にしていた都丹が裏切り、彼女と杉元は引き離されてしまうのだった。
一方、侵入者の報告を受けた犬童典獄は、監獄を防衛するために対岸へと渡る橋の爆破を命令。
時を同じくして、鶴見中尉の一派を乗せた駆逐艦が監獄に迫るッ!
感想「一気に急展開!明かされる第七師団の組織力」
不安を口にするアシㇼパ に杉元佐一は「何があっても最後まで俺が付いてるから」と声を掛ける杉元佐一
アイヌの風習
冒頭で描かれたフチの様子はなんと言っているのか聞き取れませんでしたが、アイヌの世界観がよく表現されていて、その後にアシㇼパが語った鮭やサルナシの実、野イチゴなどのアイヌに関する風習が自然と入ってくる雰囲気を作ってくれていたと思いました。
サルナシの実はキウイのような見た目でしたが、やはり酸味と甘さが混じっており、海外では『ベビーキウイ』や『キウイベリー』と呼ばれているそうです。
そしてこれまで見せなかったアシㇼパの「父がのっぺら坊だったらどうしよう」と言う不安を杉元佐一にもらすシーンがあり、彼女の年相応の弱さが描かれているという今回の見どころの1つだったのではないのかなと思います。
谷垣源次郎のプロポーズ
「私は谷垣ニシパと未来へ進みたい」とインカㇻマッは自分の想いを告げる
すっかり陣営の垣根を越え結託したように見えた杉元佐一達と土方歳三達は土方の指示の元、漁をするアイヌに扮して網走監獄へ侵入するためにトンネルを掘るという作戦をとります。
ここへきて監獄への潜入がトンネルを掘るという方法だとは思いませんでした。
それだけ警備が厳重で侵入が難しいという事はわかりますが、のっぺら坊に会ったその後どうするのかという計画が練られていないようにも見え、何か裏があるのではと考えてしまう作戦でした。
御馴染みのチタタプについてアシㇼパに杉元佐一があてられ、それに答える姿はやっぱり女子風の口調でこの下りはもう何度も繰り返されているというのに笑ってしまいます。
チカパシが土方歳三の『和泉守兼定』を使ってチタタプしているシーンでは、土方さんは子供には優しいんだなと思いつつ、大量の汗を流す永倉新八にも笑ってしまいました。
そして遂に尾形百之助も「チタタプ」と言っていましたね。
素直にチタタプ言っていた男共の目が怖いです。
不良が良い事をするとそれが目立つというやつですね。
チカパシが気を利かせ、アイヌの風習に則って谷垣源次郎の食べた茶碗をインカㇻマッに渡すシーンは2人の微妙な距離感がもどかしかったです。
牛山辰馬も「おっとまだ微妙な関係だったか」と2人を見て言っていたので、女性ならば見境なしという訳ではないようです。
インカㇻマッが谷垣源次郎に「過去に囚われていた自分にケリを着けたいから。
私は谷垣ニシパと未来へ進みたい」と告白するシーンでは、谷垣源次郎もそれに「時が来たら、俺から改めて、半分食べた飯の器を、インカㇻマッに渡す」とプロポーズし、とても谷垣源次郎がかっこ良く見えていたのに…。
その後の白石由竹がさっきの谷垣源次郎の半分食べていたご飯を食べていたせいで台無しです。
やっぱり白石は裏切りませんね(笑)
白石由竹はチカパシにもコイツ呼ばわりされ、頭を叩かれていたので今カースト制度の最底辺にいるのではないでしょうか。
トンネルの出口には門倉看守部長の姿が!
トンネルを掘り続け、やっと網走監獄の中へと出口を通した杉元佐一とキロランケでしたが、そこには門倉看守部長の姿があり「いらっしゃい。やっと来たな」と声が掛けられました。
門倉の姿が目に入ったときには失敗かと思ってしまいましたが、その後門倉が土方歳三の息のかかった者であることがわかり、土方歳三の顔の広さにも驚きです。
また尾形百之助が金塊を目指す理由にも少し触れられる事となりました。
結束しているように見えた前半パートでしたが尾形百之助の「てめぇらだって、お互いに信頼があるとでも言うのかよ」というセリフで一気に亀裂が入ったような気がします。
ただ尾形百之助がトンネルから顔を出し、そんなセリフを口にしながら段々とトンネルに潜っていくので、裏での動きを想像してしまい、格好つけながら何やってるんだと笑ってしまいました。
新月の夜、網走監獄への潜入が決行されます。
インカㇻマッとチカパシ、永倉と家永はコタンで待機。
尾形百之助は山に身を隠し狙撃で援護。
谷垣源次郎は川岸に用意した丸木舟で待機。
キロランケ、牛山辰馬、土方歳三は宿舎で待機。
そしてのっぺら坊の舎房へ潜入するのは杉元佐一とアシㇼパ、白石由竹に加え都丹庵士でした。
杉元佐一が一応信頼できるものだけを集めた布陣なのかなと考えましたが、まさか都丹庵士が加わるとは予想外でした。
杉元佐一が「よし行こう」と号令し、のっぺら坊の元へと歩み出すとすぐに、見回りをしていた看守に見つかってしまい、何やってんの!?と笑ってしまいました。
やはり作戦事態に大きな穴があると考えてしまったシーンでもあります。
幸先の悪いスタートを切った杉元佐一でしたが、その後は誰にも見つからず網走監獄、五翼放射状平屋舎房に辿り着き、鉄格子のかかっていない天窓から潜入します。
白石が屋根の板を切るシーンで、音が漏れており門倉看守部長がフォローに入っていましたが、ここでこの作戦絶対に何か裏があると確信しました。
穴だらけで危なっかしいにもかかわらず、順調にのっぺら坊の独房にまで至ってしまったことが不審なのです。
結果的に独房に囚われていたのはのっぺら坊の偽物で、杉元佐一達は看守達を引き付ける囮だと言う事がわかり、更に都丹庵士はアシㇼパを連れて本物ののっぺら坊のところへと案内するのでした。
第七師団の襲撃
「今夜は我々がシャチになって狩りに行く」と第七師団の指揮をとる鶴見中尉
侵入者で大騒ぎとなり、土方歳三の思い通りになったと思いきや、なんと第七師団も雷型駆逐艦で網走監獄へ大襲撃を掛ける作戦が実行されてしまいます。
これまで少数精鋭だと思っていた鶴見中尉の率いる第七師団はやはり軍隊ということもあり、杉元陣営・土方陣営とは比較にならない組織力があり、海軍にまで融通が利いていたのかと驚きです。
金塊の在処や未発見の刺青人皮を持つ囚人はまだ11人も残っていますが、ゴールデンカムイはまずのっぺら坊とアシㇼパを掛けた争奪戦へと発展するようです。
次回のタイトルが『蹂躙』という事もあり、鶴見陣営が圧倒する展開を予想していますが、杉元佐一達の奮闘に期待しています。
各陣営の状況
現在地
杉元陣営:網走 鶴見陣営:網走 土方陣営:網走 |
刺青所有状況
杉元陣営:7 鶴見陣営:4+偽物5 土方陣営:8 |
未発見の刺青人皮
11/24 |
第22話の感想は以上です。