この記事ではゴールデンカムイの感想や考察について書かせていただいております。あらすじはネタバレしておりますので、動画配信サイトなどで視聴後にお読みいただくことをおすすめ致します。
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それではゴールデンカムイのあらすじや感想や考察をさせていただきましたのでよろしくお願いいたします。
ゴールデンカムイアニメ第2期5話(17話)「腹の中」あらすじ
第七師団の本部に潜入した杉元と犬童典獄に変装した鈴川は、淀川中佐との面会を果たす。淀川中佐の前に出世につながる手柄をちらつかせ、白石を渡すように迫る鈴川。だが、そこに鶴見中尉の命を受けた鯉登少尉が現れ、本物の犬童典獄が流暢に使いこなす薩摩弁で揺さぶりをかける。対する鈴川も見事な受け答えで天才詐欺師の面目躍如たるところを見せるが、そこに綻びが生じた瞬間、鯉登少尉が二人に向けて拳銃の引き金を引くッ!
鯉登少尉の銃撃で鈴川は絶命し、杉元も重傷を負った。白石とその場を離れ、第七師団の本部を抜け出す杉元。二人は尾形と合流し、飛行準備中の飛行船を乗っ取るとそのまま空へ。追いすがる鯉登少尉をアシㇼパの協力で退け、なんとか危機を脱することに成功するのだった。
飛行船で移動中、杉元は白石に土方との内通を問いただしながらも、相手に渡した刺青人皮が偽物だったとして不問に付す。その後、エンジンが故障した飛行船を捨てて大雪山へと逃げ込む一行だが、今度は急激な悪天候に見舞われてしまう。鹿の体内で寒さをしのぐ中、杉元はアシㇼパとの何気ない会話をきっかけに、今もなお戦場にある自分の心が少し溶けるのを感じていた……。
感想「杉元佐一の流した涙」
天獄に変装した鈴川
『天獄』になりすまし旭川第七師団へ潜入
結婚詐欺師の鈴川が網走監獄天獄の犬童四郎になりすまし、旭川第七師団へ潜入を果たします。
隣の杉元佐一が酷い恰好でしたね。
ここ最近の物語でキャラクター達の『ヤバい奴ら』の度合いが上がっているように思います。
鈴川と一緒に潜入したノリノリの杉元佐一
設定も家永によって顔を食いちぎられたということで何故か杉元佐一も演技に気合が入っています。
旭川第七師団の責任者である淀川連隊長に結婚詐欺師である鈴川が「白石由竹を網走監獄に返して欲しい」と巧みな話術で揺さぶりをかけ、淀川へ自らの手柄となりそうな事をちらつかせます。
偽札の天才偽造犯と白石由竹の身柄を交換するという事で淀川と話がまとまりかけ、あと一歩というところで、事実を知った鶴見中尉の命令で鯉登少尉によって鈴川が本物の天童なのかと薩摩の方言で確認されてしまいます。
しかしさすがの結婚詐欺師鈴川。
天獄が偽物だと見抜き銃を発砲した鯉登少尉
薩摩の方言を使いこなし鯉登と会話をし乗り切ろうとしますが、会話の中で
鯉登「相当な飲兵衛だと聞きました」
鈴川「近頃は弱くなりました」
というやり取りによって鈴川が偽物だとバレ鈴川と杉元佐一は鯉登少尉に即座に撃たれてしまいます。
薩摩の方言でのやりとりは何を言っているかわからず、アイヌの言葉同様に不思議な世界が広がっていましたが、変なやり取りはじまったと思っていたら即鯉登が銃を発砲したので驚きました。
また濃い新キャラがでてきたものだと思います。
偽物だと判断した元は鶴見中尉からの情報の犬童四郎は下戸というものからでした。
錯乱した状況に鯉登の制止を振り切り旭川第七師団の一人が白石にも銃を向け発砲してしまいますが、杉元佐一が身を挺して庇い窓から白石を連れて強引に脱出します。
旭川第七師団からの逃走
鯉登を気球から突き落とすことに成功した白石のドヤ顔
旭川第七師団の兵舎から気球隊の試作機を奪って空を飛んで逃走する杉元佐一達。
しかし鯉登が気合で乗り込み狭い気球の上で戦闘となってしまいます。
鯉登が気球に乗り込む際に空を泳ぐような描写がありましたがルパン三世のようでしたね。
待機していた一時同盟を組んでいる土方達は空を飛ぶ気球を見て杉元佐一達が乗っていると判断しそれぞれに次の行動を起こします。
一方気球の上では尾形百之助の「二発撃たれた状態で勝てる相手じゃない」という忠告を無視して怪我を負っているにもかかわらず杉元佐一が鯉登を迎撃します。
尾形に対して激昂した鯉登の早口の薩摩の方言は字幕もはやく読み取るのには苦労しました。
鯉登「よくも鶴見中尉殿を裏切ったな。前から貴様のは大嫌いだった。私の事をボンボンだと舐め腐って陰口を言っていたことを知っておる」
と薩摩の方言で言っています。
薩摩に伝わる示現流を使う鯉登相手に杉元佐一は苦戦を強いられますが、アシㇼパの地上からの弓による援護と機転を利かせた白石によって鯉登は地上に叩き落されます。
木にぶつかった後の白石にくっついてきたアシㇼパは何故か白石に筋肉ドライバーを決めていましたね。
窮地を脱した杉元佐一達でしたが、次に白石に土方と内通していた事実を杉元佐一が突きつけます。
悪夢を見る程の恐怖からすかさず逃げようとした白石でしたが、杉元佐一に呼び止められ更に白石が土方に渡していた刺青人皮の写しが偽物だったという事実から杉元が「白石は俺達を裏切ってなかった」という言葉を白石にかけます。
若干関係に亀裂の入っていた杉元陣営ですが、これで元通りですね。
ただ白石と関係が良好になって果たして良いことがあるのかどうかは不明です。
そんな杉元佐一達を乗せた気球はアイヌの伝承のひとつ『パウチチャシ』という場所を通ります。
パウチチャシはパウチカムイが住む村という意味でパウチカムイとは淫魔の神を指す言葉とアシㇼパが作中で説明してくれました。
その後のアシㇼパの「取りつかれるとその人間は素っ裸になって踊り狂う」というセリフが後の展開で白石に襲いかかるとは…。
第七師団の追手から逃れる為大雪山に入った杉元佐一達
気球での逃走によって第七師団の兵舎から40kmほど離れられましたが、目立つ気球を使った事と杉元佐一が負傷していることもあり直ぐに第七師団に発見され大雪山を越えて逃げる事になります。
天候が崩れ風雨の中で寒さから身を守る為、鹿の毛皮を剥ぎその中へ隠れることにした杉元佐一達。
しかし白石が素っ裸になり踊り出し始め一度どこかに行ってしまいます。
アシㇼパがすかさず後を追いますが杉元佐一が振り返るとそこには鹿で暖を取る白石の姿があり、杉元佐一は孤立してしまったアシㇼパを追うのでした。
役立たずを通りこしてピンチの場面で足を引っ張るとはさすが白石。
フラグの回収もばっちりですね。
アシㇼパと何とか合流した杉元佐一は偶然鹿を発見しアシㇼパと共にその中で風雨をしのぶことにしたのでした。
第17話のタイトル「腹の中」とはこの状況そのもののことなのかなと思いました。
故郷の想い出
鹿の皮を被り杉元佐一はアシㇼパと語り合う
白石を助け出す際に犠牲となってしまった鈴川の事を思い気に掛けるアシㇼパに杉元佐一は自分の戦争での体験を経て至った考えを語ります。
「日本に帰って来ても元の自分に戻れない奴は心がずっと戦場にいる」と鶴見が率いていた人物達を思い浮かべる杉元佐一。
アシㇼパとの会話の中で好物の話となり杉元佐一は「干し柿」と答えます。
干し柿を知らないアシㇼパに干し柿の説明する杉元佐一でしたが、寅次と梅子と三人で笑いながら干し柿を口にする故郷の想い出を回想し、杉元佐一は静かに涙を流すのでした。
そんな綺麗なラストシーンもエンディング後の白石が台無しにしてくれました!
そして提供が流れる場面では杉元佐一がマスク姿で歌い折角の雰囲気が台無しです(笑)
各陣営の状況
現在地
- 杉元陣営:大雪山
- 鶴見陣営:小樽
- 土方陣営:旭川
刺青所有状況
- 杉元陣営:6
- 鶴見陣営:2+偽物5
- 土方陣営:7
未発見の刺青人皮
12/24
第17話の感想は以上です。