この記事では『ソード・アート・オンライン・アリシゼーション』の第18話のあらすじや感想や考察についてと、小説との違いなどについて書かせていただいております。
最終話までのネタバレはしておりませんが、18話の結末のネタバレは含まれておりますので、未視聴の方は下記UNEXTなどで、ご視聴ください
こちらにソードアートオンラインアリシゼーションの各話の感想や考察・解説記事に関して書かせていただいております。
ソードアート・オンライン―アリシゼーション第3期アニメ第18話「伝説の英雄」あらすじ
ユージオは《セントラル・カセドラル》の90階にたどり着く。そこは熱い湯気が沸き立つ大浴場だった。困惑するユージオは、湯の中で長旅の疲れを癒している整合騎士ベルクーリ・シンセシス・ワンと邂逅する。落ち着いた佇まいながらも底知れぬ迫力を持つベルクーリに圧倒されながらも、単身戦いを挑むユージオ。一方、キリトとアリスは《セントラル・カセドラル》の壁を上り続けていた。
第18話の感想「いよいよ最後の1人!終わりが近いのに伏線が乱立する」
第18話ではセントラル・カセドラル内部に取り残されたユージオが、90階『大浴場』出会った『整合騎士』ベルクーリ・シンセシス・ワンとの戦いが描かれていました。
ベルクーリの“未来を斬る”時穿剣はアニメでは時計の音と共に描写がなされており、目に見えない剣技の表現方法には驚きました。
またカーディナルとの会話でカットされた『リリース・リコレクション』に関してはあのように回想の形をとるのかと物語の展開も作り込まているという印象を受けました。
元老長チュデルキンは原作小説でも挿絵などがないため、どのような姿なのか非常に楽しみでした。
とてもイメージがしにくいキャラクターでしたのでチュデルキンが現れた場面は原作既読者にはうれしいシーンでした。
ベルクーリとの戦いはユージオとの戦闘シーンが豪華な作りとなっており非常に見応えがあるものでしたが、整合騎士最強であるベルクーリ戦がアニメ1話分で終わってしまい少しあっさりしているなと感じました。
ただしアニメ第18話はほぼ原作通りに再現されています。
アリスの強さ
ベルクーリが作中で語っていましたが、アリスは30番目の騎士ながら整合騎士最強のベルクーリでさえも「アリスの嬢ちゃんにはいつかやられるかもしんねえけどな」と剣の腕を評価しています。
捕捉しておくと、整合騎士は任命されたときに番号を与えられます。
リネルとフィゼルは例外的に整合騎士に任命されていますが、アリスは6年前から正式な整合騎士見習いになっておりその時から公理教会内で修行を行っています。
6年前にも整合騎士になれるだけの実力を持っていたと原作小説でベルクーリが話していますが、“若すぎた”ためアリスが整合騎士になったのは去年のことです。
完全支配術の第2段階
カーディナルからは「とても術式を覚えたばかりの剣士に制御できるものではない」とキリトとユージオにはまだ使えないと指摘されていた完全支配術の第2段階『リリース・リコレクション』。
原作小説では“『記憶解放』を命じる式句”と記述されています。
しかし第18話では実践を通して完全支配術の理解を深めたユージオが青薔薇の剣の記憶解放を行いました。
青薔薇の剣には源となっている存在が2つあります。
永久氷塊とその中に閉じ込められた青薔薇です。
氷塊の力は万物を凍らせること。そして薔薇の力は命を咲かせる事です。
青薔薇の剣の記憶解放によって動きを封じられたものは青薔薇が咲くことによって、直接的な天命の削り合いが発生します。
ユージオは自分よりもベルクーリのほうが歳老いていることから、天命の最大値では自分の方が上だと考え自分とベルクーリの天命の削り合いに勝負を託しました。
結局チュデルキンの登場でユージオとベルクーリの戦いに水が刺され、不完全な決着となりました。
時穿剣の裏
チュデルキンのセリフにはベルクーリにはまだ見せていない技があるという伏線がありました。
ただしこの公理教会本部でのアリスを巡る戦いでは、残念ながらベルクーリの出番はありません。
この伏線が回収されるのは、アリシゼーション編の後半になりますので、この部分は忘れずに覚えておいた方がいいかもしれません。
チュデルキンの気になるセリフ
チュデルキンがベルクーリを凍結し意識が遠のくユージオに向かって「なかなか使えそうなコマも見つかったようですし…」という意味深なセリフを口にしています。
ネタバレになってしまうので言及はしませんが、このセリフだけでも後の展開が予想できそうですね。
アリスの記憶
キリトは何故かカーディナルからもらった蒸し饅頭をポケットの中に入れて携帯しています。
原作小説を読んでいてそれほど不思議だとは思っていなかった箇所ですが、映像としてみると蒸し饅頭をポケットに生で入れているというものは不自然で面白かったです。
キリトはきっとゲームのアイテムストレージの感覚で携帯しているのだと思いますが、一時休戦しているとはいえ、敵のポケットの中からでてきた蒸し饅頭にアリスはどんな印象を持ったのか気になります。
月がでるまで空間リソースが枯渇してしまい、第17話でミニオンと戦った場所で休憩をとっています。
高さは85階よりも少し上です。
キリトとの会話の中で「あの料理上手なセルカのお姉さん」という言葉にアリスは異常な反応を見せます。
このキリトの発言はアニメでは心理描写がなく、そこまで不自然なものではありませんでした。
しかしカーディナルとユージオとの相談の上でアリスの説得は不可能で特別な短剣まで用意し、アリスの記憶を元に戻すにはアドミニストレータの待つ最上階で抜き取られた最も大切な記憶を取り戻すしかないという周到な作戦を台無しにしてしまいかねないセリフでした。
またそのことを踏まえ覚悟を決めてからキリトは「話すよ…君が受け入れるかどうかはわからないけど、俺が事実と信じることの全てを」と告げています。
第19話『リコレクション』
次回のタイトルが『リコレクション』と予告されています。
キリトの話を聞いたアリスの様子が描写されるのではと予想しています。
壁を登る作業もゴールへとたどり着くのではないでしょうか?
第18話の感想と解説は以上です。
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