この記事ではソードアート・オンライン―アリシゼーション―のアンダーワールド大戦編に相当するアニメ20話以降の物語の展開とアリスのその後を紹介します。
また本記事の内容は書籍版の18巻までの内容となっており、ムーンクレイドル編からの内容については触れません。
オーシャン・タートル攻防戦
アニメ20話まででUW内での戦いは終結しましたが、オーシャン・タートル内での襲撃者たちとの戦いが残されています。
といっても襲撃者たちはガブリエルとヴァサゴを失ってしまったため、撤退戦となりA.L.I.C.E.の破壊と脱出を行います。
ラース側はA.L.I.C.E.の破壊の阻止とキリトとアスナのSTLの保護に邁進します。
比嘉はシャットダウン処理のためメインシャフトのケーブルダクトへ。
菊岡は比嘉の護衛。
神代はサブコンソールにて各種の管制を行い、それぞれの戦いへ挑みます。
襲撃者たちのやらかし
限界加速フェーズを開始したのも、襲撃者たちが加速度レバーのロックを銃で壊し、力任せに操作した結果なのですが、更に撤退戦でも彼らはやらかします。
指揮官を失い管制を行っていたクリッターは、メインシャフトのケーブルダクトに何かあると睨み、撤退する前にブリックという同僚と共にそこへ訪れます。
荒くれものの寄せ集めでもあったため、ブリックは何の警戒もなしに頭からケーブルダクトを覗き込み、ラースの戦闘員に撃たれて死亡します。
攻撃する意志がラースにあると確認したクリッターは、作戦失敗の最悪を想定して、オーシャン・タートルを爆破させ全てをなかった事にする作戦を思いついてしまいます。
そしてガブリエルたちの死を知り、オーシャン・タートルの原子炉を暴走させる作戦を決行してしまいます。
茅場参戦
襲撃者たちがメインエンジンで原子炉を暴走させようとしていることを知った神代。
中西がメインエンジンに取り付けられたC4を取り除くと言いますが、エンジルルーム内の温度は高温となっており、現実的ではありませんでした。
しかし残り時間が少なく、現実的ではない作戦に打って出ようとしたところで、バランサーなどが組み込まれていないニエモンが動き出し、「私が行こう」と宣言するのでした。
ニエモンから聞こえてきた声は茅場のもので、UWに対して全く干渉してこなかった茅場がここで参戦します。
未完成なニエモンの身体を操り、高温になったエンジンルームに行き、各部のパーツが壊れながらC4の撤去に成功し、ニエモンはそのまま壊れます。
神代がニエモンのメモリーに残された茅場の人格プログラムを回収しようとしましたが、現場を優先したため、ニエモンはエンジンルームから姿を消しどこかへ消えてしまいます。
襲撃者たちの最後
クリッターたちは迎えにきた潜水艇に乗り脱出。
しかし作戦はことごとく失敗に終わりました。
クリッターは潜水艇の中で今回の作戦について考えていたところで、ヴァサゴの死体がないことに気づきます。
仲間に確認してもSTLの上で死んでいたのはガブリエルのみだったとのこと。
生死は不明ですが、ヴァサゴがどこかへ消えたという伏線のみが残ります。
現実世界のアリス
イジェクトされたアリスは現実世界で、女性型ロボットしての肉体を与えられ、世界初となる真正汎用人工知能として世間に公表されます。
記者会見を開き、神代が産業用にAIを提供することはないとして、さらに人工フラクトライトたちの人権を主張し、これから新しい問題として議論されていきます。
ラースは公には海洋資源探査研究機構と名前を変え、代表として神代博士が表に立ちアリスの存在を世間に認めるように動いています。
比嘉はそのままラースに残りキリトたちの意識回復のためのモニタリングを行っています。
また菊岡はオーシャン・タートルでの事件で死亡扱いにし、国内の妨害勢力のあぶり出しを行いました。
人工フラクトライトの存在を周知させるためにアリスは現実世界で奔走していましたが、キリトたちが目覚めてから自分を着払いでキリトの家に送るという荒業を使って抜け出してくるというエピソードがあります。
新しい冒険へ
アリスの元に差出人不明のメールが届きます。
その内容はアンダーワールドを指しており、そのメッセージはアンダーワールドのサーバーのIPアドレスを指していました。
そしてアリスはキリトとアスナと共にログアウトしてから200年が経過したアンダーワールドへ向かい新しい冒険へ旅立ちます。
ここから先の物語はムーンクレイドル編に続きます。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございます。