今回10月より戦翼のシグルドリーヴァのアニメ版に先駆けて小説版が発売されております。
という事で、今回は戦翼のシグルドリーヴァの小説版についての感想を書かせいただきます。
戦翼のシグルドリーヴァ Rusalkaとは
人類は2019年に地球に突如光の柱「ピラー」とよばれる敵対的存在と開戦することになります。
ピラーは大地から生命力を奪う枯渇現象と呼ばれるものを起こし周辺地域を交配させていきました。
それに対応するため、人類は通常兵器により物理的な排除を試みますが、ピラーは通常の火薬兵器が通用しない未知の力を持っておりました。
それにより、人類は敗戦をつづけておりました。
そんな時、突如「オーディーン」と名乗る自称神がピラーに対抗する手段として、戦乙女「ワルキューレ」と「英霊機」と呼ばれる第二次世界大戦前後のレシプロ機をモチーフにした戦闘機を人類に授け、反撃する機会を与えます。
そんなワルキューレと呼ばれる少女とピラーと呼ばれる敵対生物との戦いを描いた群像劇となります。
アニメはそれから数年後の日本の実在する千葉県館山市の海上自衛隊の館山航空基地が舞台となっております。
そして、戦翼のシグルドリーヴァ Rusalkaはアニメで登場するキャラクター欧州基地の司令官であるルサルカ・エヴァレスカが主人公のアニメの前日譚になります。
ルサルカ・エヴァレスカについて
アニメでは欧州基地の司令官として登場しておりますが、小説版ではエースパイロットであり「シグルドリーヴァ」の隊長の話となります。
サブタイトルが彼女の名前が付いている通り、戦翼のシグルドリーヴァ Rusalkaは彼女を主人公とした欧州戦線の物語になります。
戦翼のシグルドリーヴァ Rusalkaあらすじ
セカンドワルキューレのエースパイロットのルサルカ・エヴァレスカは戦乙女になる前に人類が初めてピラーに勝った日「戦翼の日」に遭遇したファーストワルキューレのエイミーと出会い、基地で共に過ごし、戦います。
あるとき上層部よりエイミーが所属する小隊を率いらないかという打診がなされますが、ルサルカはそれを断ります。
それにより、エイミーと禍根を残したまま、別れますが、ルサルカを除いたエイミーの部隊は後に「パンドラの悲劇」と呼ばれる戦闘によりセカンダリーピラーと遭遇し差し違えます。
その事がトラウマとなり、ルサルカはオペレーターをしておりましたが、そこで再びセカンダリーピラーに合いまみえます。
元々の司令官であるハンブルクに変わり、急きょ司令官となったアレハンドロ・オストレイの激励により、再び英霊機にのり空へと飛び立ったルサルカはセカンダリーピラーを見事に撃破します。
その功績をたたえ、その他のワルキューのレナタリー・チェイス、アルマ・コントーロ、シャノン・スチェアートが所属する部隊「シグルドリーヴァ」に任命されます。
下巻では副指令となり「シグルドリーヴァ」を率いるルサルカが大神オーディンの命令により、アニメの主人公のクラウディアを見つけてワルキューレになるまでが描かれております。
戦翼のシグルドリーヴァ Rusalka感想
絵は萌え系でストーリー展開はハードな通称「燃え系」とよばれるジャンルになりますね。
萌え系なキャラクターが英霊機と呼ばれるプロペラ機を操縦するという見た目だけならばほのぼのしますが、ストーリー展開はすぐに人が退場してしまう、ヘビーめの話でした。
じんるいがかなり劣勢という部分と戦闘妖精雪風や蒼穹のファフナーやマブラブオルタネイティブなどといった作品のストーリー展開に近いものを感じます。
話自体は面白いのですが、名前が欧州人という事で誰がだれか判別がづらかったと感じました。
あとは人が次々と退場していく鬱気味な展開ですが、外伝という事で各キャラクターがあまり掘り下げられておらず。ショックさが少ないかなとは感じました。
最後に
という事で、今回は10月にスタートするアニメ戦翼のシグルドリーヴァRusalkaの感想を書かせていただきました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。